Shinanjo Dental Clinic Blog

2016年7月16日 土曜日

何回噛んでいますか?現代人の食事は歯を悪くしている!?

こんにちは 新安城歯科 坂本です。

日増しに暑さが厳しくなっています。日が長く楽しいイベントが多い夏!
熱中症対策をして楽しく過ごしたいですね^^



今回は「噛むことと健康」についてお話します。

1回の食事にどのくらい時間をかけていますか?
またその時に何回ぐらい噛んでいますか?


☆食事時間と噛んだ回数の平均値☆
・弥生時代...51分(噛んだ回数3,990回)
・鎌倉時代...29分(2,654回)
・江戸時代...22分(1,465回)
・戦前.........22分(1,420回)
・現代.........11分(620回)


調理方法の進歩や食材の選択によって、現代の食生活はやわらかいメニューが中心です。
食事時間も昔に比べ、ずいぶん短くなっています。

こうした食生活は、歯やあごの骨の成長を阻害し、歯並びや噛み合わせに問題をかかえた人を増やし、また、消化を悪くし胃腸に負担をかけています。
噛むことの効果が、明らかにされてきています。全身の健康増進のためにもよく噛んで食事をしましょう。

☆噛むことの効能☆

唾液の分泌量の増加
・唾液に含まれるペルオキシターゼは癌の予防効果があると言われています。
・唾液腺ホルモンが骨や筋肉を丈夫にします。
・口の中の洗浄殺菌・
・消化の促進

あごの骨の正常な成長
・よく噛むことによって顎の骨が十分に発達し、歯が並ぶスペースができます。
・歯並びや噛み合わせがよくなります。

情緒の安定
・しっかり噛んで食べる行為はストレスを解消し心身を安定させます。

早食いの防止
・ゆっくり噛んで食べると満腹中枢が刺激され食べ過ぎを防ぎます。


美味しく楽しい食生活が歯の健康にも繋がります。
歯ごたえのある食材を取り入れて、食事の際に何回噛んでいるか意識してみるといいですね。

以上 新安城歯科 坂本でした。

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2016年7月11日 月曜日

歯医者で使われる保険の銀歯~使用金属について~②

こんにちは!新安城歯科、長房です。

昨日、今日と天気が良く気温は高いですが、梅雨の晴れ間は嬉しいですね(^^♪
昨日は選挙でしたね。今回は18歳選挙権が話題となっていましたが、皆さんは投票に行かれましたか?
私は家族でお散歩がてら投票に行ってきました。

さて今回から保険で使用されている金属について詳しくお話ししていきます。



保険で使われている金属は


・金銀パラジウム合金
・ニッケルクロム合金
・アマルガム
・銀合金




の4種類です。

その中で保険で多く使われているのが
金銀パラジウム合金です。

使用されているのは、
12%金銀パラジウム合金といって

金12% 銀46% パラジウム20% 銅20% 錫 亜鉛 イリジウム  などでできています。

高度経済成長期の1960年頃、歯科医師会は『金合金』の導入を目指したようですが、当時の困窮した日本の経済では無理だったようです。
よって、それよりも安価な『金銀パラジウム合金』が導入されることに決まりました。
金銀パラジウム合金をもっても許容限度と報告されています。

つまり保険で使用されている金属は、人が耐えられる最低レベルの金属というわけです。

『金銀パラジウム合金』は「オーリングテスト」でほとんどの方に「体に良くない反応」が出るそうです。
パラジウムは皮膚病の掌蹠膿疱症を引き起こすとも言われています。

『金銀パラジウム合金』には金属アレルギーを起こしやすい金属のパラジウムや亜鉛が含まれているため、アレルギーを引き起こす可能性があります。

当院でも金属アレルギーが発症したために、お口の中の金属を全て除去し、セラミックに変えた症例が何件かあります。









金属アレルギーを発症していなくても、今後アレルギーが出るのがこわいなどの理由で金属を除去される患者様もいらっしゃいました。


また、『金銀パラジウム合金』は強度はあるが硬すぎるために、対合歯を摩擦して負担をかけてしまったり、酸化して歯茎の黒ずみの原因になってしまうこともあります。

見た目も『銀歯』なので審美的ではないですね(^-^;

保険で多く使われている『金銀パラジウム合金』には、このようなデメリットがあるのです。

メリットをあげるとすれば、保険がきくので安価であることですね!!

今回はここまで。
次回も保険で使われている金属についてお話ししていきます。

新安城歯科スタッフ 長房

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2016年7月 4日 月曜日

虫歯じゃないのに...歯がしみて痛い(>_<)

こんにちは!
新安城歯科・スタッフの友寄です。

ついに2016年も半分がすぎて、あっという間に折り返しですね!
今年の初めに立てた目標はどこへやら・・・(´・ω・)
新安城歯科も先月で10周年を迎えたので、心機一転、頑張ります♪


さて、今回のブログでは「知覚過敏」についてです。
歯磨き粉のCMなどでもよく聞く言葉ですが、なってしまっている方はもちろん、予防のためにも知っておきたいことをまとめました(・∀・)b





「知覚過敏」とは?
冷たいものが歯にしみたり、歯ブラシが当たると痛むなど・・・こんな症状で困ったことはありませんか?(>_<)
これは、歯の表面のエナメル質やセメント質がはがれ落ちて、中の象牙質がむき出しになり、外の刺激が象牙細管(象牙質の中の細い管)を通じて歯の神経に直接伝わるために起こります。

<知覚過敏が起きるケース>
過度な負担や圧力、または歯周病や歯磨きのしすぎ、老化などで歯肉は下がっていきます。

セメント質の露出
歯肉が下がり、セメント質に覆われた歯根(象牙質)が露出すると、セメント質はとても軟らかいため、ブラッシングで簡単にはがれてしまいます。

くさび状欠損
歯磨きの時、横にごしごし力を入れて磨くとエナメル質が削られ、最後は象牙質までも含め、くさび状に欠けてしまうことがあります。その他、かみ合わせが悪かったり、かむ力が強いことなどもくさび状欠損の原因と考えられています。


★3つの改善の方法★

①ブラッシング指導
適度な力による正しいブラッシング法を身につけていただきます。

②かみ合わせの調整
かみ合わせが悪いと、歯に無理な負担がかかります。この負担をなくすために、かみ合わせを調整します。

③修復
歯の表面へのコーティングや、くさび状に欠けた部分に詰め物をする等により、外からの刺激を遮断します。


虫歯にならないために歯磨きは大切ですが、ごしごしと力を入れた磨き方をしないように気を付けてくださいね(^^;)気になることや不明な点があれば、お気軽にご相談ください!

以上、新安城歯科・スタッフの友寄でした(^^)/

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2016年6月30日 木曜日

美味しい食事には唾液の働きが重要です!

こんにちは。新安城歯科、坂本です。

皆さん体調はいかがですか?

季節の変わり目、日夜の気温変化で風邪などを引きやすい時期です。
どうぞ気をつけてお過ごしください。

今回は唾液の役割についてお話します。







美味しいものを見たり、想像したりすると唾が出てゴクリとのどを鳴らしてしまう。
そんな経験ありますよね。

良く噛んで、楽しく食事をすることは唾液の分泌を促します。
だ液は、口の中をきれいにする浄化作用など様々なはたらきによって、私たちの歯や口の機能と健康を守っています。

唾液は口の中でどのような働きをしているのでしょうか?

口の中のphを整えます

食べ物がお口の中に入ってくると、お口の中にすんでいる細菌が砂糖や炭水化物を分解して作り出す酸によってお口の中は酸性に傾きます。
ところが、唾液にはお口の中の酸を中和し正常に戻す作用(唾液の緩衝能)があります。
唾液がどんどん分泌されることによって、酸性に傾いた口の中のpHは中和され、元の正常な状態に戻ります。
※酸性の状態が長く続くと、歯の表面からはカルシウムやリンが溶け出し(脱灰)むし歯が始まります。

洗浄殺菌・抗菌作用

唾液は、口の中を絶えず流れて食べ物の残りカスを洗い流し、口の中をいつも清潔に保つ働きをしています。
また、口の中には常に細菌がすんでいますが、唾液はこれらの細菌を除去し、
唾液中に含まれている免疫物質によって粘膜などの細菌感染を防いでいます。

歯の表面にカルシウムを補給します

唾液の中には、歯の成分であるカルシウムやリンが含まれています。
 食後しばらくすると唾液のもつ働きによってお口の中のpHが高まり(中和されます)、
唾液中のカルシウムやリンが歯の表面に付着して、エナメル質の溶け出した部分が補われます。
これが『再石灰化』作用です。唾液には歯を元の状態に修復する力が備わっています。


美味しいものを美味しく食べる為、口腔環境を整えていきたいですね。
以上、坂本でした。

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2016年6月25日 土曜日

歯医者で使われる保険の銀歯~使用金属について~

皆さんのお口の中には虫歯を治療して詰め物をした歯や被せ物をした歯がありますか?

私のお口の中は」「虫歯ゼロ!!」と言いたいところですが、治療した歯が4本あります(*'▽')

虫歯の範囲が大きかったり、神経の治療をした後には歯に部分的な詰め物をしたり、被せ物をしなくてはいけません。

歯科用語で
部分的な詰め物を『In(インレー)』
被せ物を『Cr(クラウン)』や『FMC(フルメタルクラウン』
と呼んでいます。

InやCrにはいくつか種類があり、金属を使用したり、セラミックを使用したりしています。
使用している材料によって保険が適用されるものと、されないものに区別されています。
見た目が綺麗な白いセラミックや、機能的に優れていると言われているゴールドの金属は自由診療になり、残念ながら保険適用ではありません。
保険が適用されているものは、いわゆる『銀歯』と呼ばれる金属になります。

被せ物の場合、歯の部位によっては見た目が白い被せ物が保険適用となっています。
適用部位は、前歯を1番目として左右に3番目の歯まで、上下合わせた前歯12本です。
よって前歯から数えた4番目の歯からその奥は保険のものにすると『銀歯』になります。

詰め物、被せ物をされる患者様に事前にご希望などをお伺いし、材料の説明をさせていただいています。

「歯に一番いいものは?」
「見た目が綺麗なものは?」
「強度が一番強いのは?」
「虫歯になりにくいのは?」
「一番長く使えるものは?」
など色々ご質問を受けます。

そんな中で保険のものを希望される患者様に

「保険のものが歯に悪いわけじゃないよね?」

というご質問を何回かされたことがあります。

そこで保険で適用されている『銀歯』の金属について次回からお話ししていきますね(^O^)

新安城歯科スタッフ 長房


 

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