Shinanjo Dental Clinic Blog

2017年3月13日 月曜日

液体ハミガキと洗口液についてご存じですか?

こんにちは‼︎
新安城歯科スタッフ長房です(^ ^)



新安城歯科では日々、患者様の様々な治療をさせて頂いています。


抜歯などの治療をした後に、治療後の注意事項で

「歯磨きは傷口に当たらないよう、他の部分を磨いて下さい」

とお伝えしています。

その際に患者様から

「じゃあ歯磨きはせずに、液体ハミガキみたいなものでうがいだけしておけば大丈夫ですか?」

という質問をお受けすることがあります。


その質問に対するお答えは

「大丈夫ではありません」

それでは何故、大丈夫ではないのでしょうか。

まず液体ハミガキと洗口液の二つの違いを皆さんはご存知ですか?

今回は【液体ハミガキと洗口液】についてお話していきます。





《液体ハミガキ》

練り歯磨き粉の液体版です。

主な使用方法

①商品の説明書に書いてある量の液体ハミガキを口に含んで2〜3秒程うがいをします。

②液体ハミガキを吐き出して歯ブラシでブラッシングをする。(口に液体ハミガキを含んだままブラッシングをするものもあります)

③最後に水で口をすすぐ。

液体ハミガキは、液体なので口の隅々にまで行き渡ります。研磨剤が入っていないので歯の表面が傷つくことはありませんが、タバコのヤニや茶しぶは落ちにくくなります。


《洗口液》

デンタルリンスやマウスウォッシュとも言われていて、細菌の増殖や口臭、乾燥を予防し、保湿や清涼感を得る目的のうがい用の液体です。

主な使用方法

①20〜30秒うがいをして、吐き出します。
使用後に水で口をすすぐ必要はありません。

歯磨きの仕上げや、寝る前に使用すると効果的です。
歯の汚れ自体はブラッシングをしないと落ちないので、洗口液でうがいをするだけでは歯磨きの代わりにはなりません。
水で口をすすがないのは虫歯や歯周病の予防になる成分が入っているので、その成分を長時間、口の中に残しておきたいからです。


液体ハミガキも洗口液も説明書をよく読んで正しく使用し、どちらも飲み込まないように注意して下さい。


液体ハミガキと洗口液について違いをお分かりいただけましたか?

最初の質問、
「液体ハミガキみたいなものでうがいだけすれば大丈夫か?」については、
液体ハミガキをお使いいただくのは大丈夫なのですが、うがいをしてブラッシングをしないのでは汚れは全く落ちません。なのでブラッシングが必要です。

洗口液を使った場合でも歯の汚れは落ちません。
汚れを長い間そのままにしておくと、お口の中も不衛生になり、傷口にもよくありません。
治療後で痛みがあったり、お口が開きづらいこともあるかもしれませんが、傷口に歯ブラシが当たらないように気をつけて他の部分をブラッシングして、なるべくお口の中を清潔に保つことをおすすめします。



新安城歯科スタッフ 長房

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