Shinanjo Dental Clinic Blog

2016年8月 8日 月曜日

歯医者で使われる保険の銀歯~使用金属について~④

こんにちは!新安城歯科スタッフ 長房です。
暑い日が続きますが、皆さん体調はいかがですか?
こんな暑い中、昨日は家族で岡崎の南公園にお散歩に行ってきました。
家族連れに紛れて、携帯片手に歩き回る人たちがたくさん!!
みんな今話題の〖ポケモンGO〗に夢中なようでした(^-^;
歩き回ることで、運動不足解消につながりそうなものですが、歩きスマホには注意したいですね。

そして今日、8月8日は「8(は)」が並ぶことから【歯並びの日】と日本臨床矯正歯科医会が制定しているようです(^O^)
また歯並びについてもお話しできればなと考えています。



さて、これまで3回に渡って保険の金属についてお話してきましてが、今回が最後になります。


保険で使われる金属があと2つ『ニッケルクロム合金』『銀合金』があります。


『ニッケルクロム合金』は金銀パラジウム合金よりもアレルギーリスクが高く、ニッケルクロムが発がん性物質を含むと言われているので、最近では使用は限定されています。


『銀合金』はやわらかい金属で乳歯の治療や、神経をとった歯の土台などに使用されています。デメリットとして錆びやすく、溶出して歯茎を黒く変色させることもあります。
また銀はアレルギーの少ない金属ですが、合金に含まれる金属がアレルギーを引き起こすこともあります。



保険で使われる4つの金属についてお話してきましたが、ドイツやスウェーデンなどの国では保健省がパラジウムやアマルガムを幼児及び妊婦に対して使用禁止を勧告しています。ほとんど使われていないそうです。


保険の金属について良くない面ばかりが目立ってしまいましたが、
金属なので強度があり、欠けにくいので金属自体は耐久性があり、
安価であるのは最大のメリットだと思います。



保険の金属が良くないからといって自由診療にしようとしても価格が保険のものに比べて高額であるのでなかなか難しいところではあると思います。

保険のものを選ばれても、虫歯をしっかり取りきって、金属と歯との適合が良いように綺麗に形を形成して接着していきます。
二次カリエス(虫歯)になりにくいよう、少しでも長く使えるように努めています。

今お口の中に保険の金属が詰まってる方や、まだ治療をせずご自身の歯を虫歯なく保っている方、様々いらっしゃると思います。

一番は虫歯を作らない、虫歯になってしまっても大きくなる前に治療をすれば保険内で金属を使わず治療することができる場合もあります。
痛みが出てからでは虫歯が大きくなっていたり、神経まで虫歯が広がっている可能性があります。そうなると詰め物や被せ物を避けることはおそろくできないでしょう。

そうならないために、日頃の歯磨きやフロスなど、ご自身でしっかりケアをして頂くこと、定期検診で普段とりきれていない汚れや歯石、着色など歯科医院でとらさせて頂いて、虫歯を早期に発見することが大事になってくると思います。


痛みや症状が出ないとなかなか歯医者さんに足が向かないと思いますが、気になられた方は行ってみてはいかがでしょうか(^^)?

以上、保険の金属についてのお話でした‼︎

新安城歯科スタッフ 長房

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